いろいろ人に会って思ったけれど、恋愛というものは自分にだんだん向かないことが色濃く自覚することが多い。それは、人として何もない自分と向きあうことが痛烈無比に自分を憔悴させる。あと、最近は韜晦しないと本当の自分を見てくれなさそうな気がして、初見で人に会うのがすごい怖い。しかし、そのままの自分は何もない。形容し難い不安で時間を浪費するのが嫌だし、どうでもいいことを志操している自分も嫌い。

お金と名声があれば、日々、悶々とする鬱積は消えるのかもしれないけれど、エラい人を見ていると、そういうものでもない気もする。